建物からの熱の逃げやすさ

「外皮平均熱貫流率　UA値」　

                        ×　

建物への日射熱の入りやすさ

「冷房期の平均日射熱取得率　ηAC値」

 

 

【断熱性能を上げるためにできること】

□窓　　　　　

窓の断熱性能はｶﾞﾗｽとサッシで決まります。一般的にはｶﾞﾗｽは単板より複層のほうが、サッシは金属製より、

樹脂製や木製のほうが性能が高くなります。

□日射　　　　

室内に入ってくる熱を減らすには、窓ガラスに日射熱を通しにくいLow-Eガラスなどを使用することが効果的です。

□庇、軒など　

庇や軒を確保することで、日射を遮ることができます。外付けブラインドなどを設置することも有効です。

□断熱材　　　

壁、床、天井などの断熱性能は断熱材の種類や厚みなどによって左右され、同じ種類であれば性能は厚みに

比例します。

 

断熱性能の計算方法

UA値　　

（屋根・天井から逃げる熱　+　外壁から逃げる熱　+　窓から逃げる熱　+　床から逃げる熱）　÷　外皮全体の面積

ηAC値 　

（屋根・天井から侵入する日射熱　+　外壁から侵入する日射熱　+　窓から侵入する日射熱）　  ÷　外皮全体の面積

 

地域区分

日本の国土は南北に細長く、地域によって気候条件が大きく変わります。そのため、全国を8つの地域に分けて、地域ごとにUA値とηAC値の等級の基準値を定めています。

ちなみにですが、愛知県は一部の地域を除き「６地域」に該当します。

 

断熱性能の多段階評価

断熱性能は家の形のマークで表します。UA値とηAC値それぞれについて地域区分に応じた等級で評価し、いずれか低いほうの等級を表示します。例えばUA値の等級が5、ηAC値の等級が4の場合、性能表示ラベルで表示するレベルはになります。で省エネ基準を、以上で誘導基準を達成します。

UA値　地域区分６

　　　等級　７　  ０．２６

　　　等級　6　　０．４６

　　　等級　5　　０．６０誘導基準

　　　等級　4　　０．８７省エネ基準

　　　等級　3　　１．５４

　　　等級　2　　１．６７

　　　等級　1　　-

ηAC値

　　　等級　７　  ２．８

　　　等級　6　　２．８

　　　等級　5　　２．８誘導基準

　　　等級　4　　２．８省エネ基準

　　　等級　3　　３．８

　　　等級　2　　-

　　　等級　1　　-

※UA値とηAC値は数値が低いほど省エネ性能が高いことを示します。

 

UA値とηAC値のうち、低い等級で評価します。

 

KR.designでは、誘導基準を全棟アベレージでクリアしております。

 （※詳しい性能はコチラから）

 

【まとめ】

断熱性能を上げる事により、日々のランニングコストを抑える事ができ、より快適なお家になります。

これから、お家づくりを考えるとき、家に帰って来たときにより快適な家の方が、家に帰ってくる楽しみも増えるのではないでしょうか？

また、断熱性能を上げて長期優良住宅を取得すれば、長く住み続けれて、ランニングコストがかかりにくく、快適に過ごせれるだけではなく、受けられる補助金もあります。

さらに、家は大事な資産でもあり、より資産価値を上げる事にもつながりますので、ぜひ、お家づくりを考える際には断熱性能にも注目してご検討いただければと思います。

 

※補助金は時期や仕様等によって実施されていない、上限に達し受け取れない、減額されるなどがあります。詳しくはご検討の建物が補助金の対象になるか、建築会社にご確認ください。

 

ここまで読んでいただきありがとうございます。

皆様のお役に立てていれば幸いです。

 

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