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子ども部屋の作り方

2024-02-18

子育てと間取りについて

 

【子供部屋はいつ与える?】

 

・乳幼児~小学校低学年まで    

→親の目がある場所で生活(親も子もお互いに安心)。

・小学校中・高学年~中学校入学以降 

→次第に自立心が芽生え、プライバシーを大事にし始める時期(試験勉強も始まる)。

特に、兄弟が異性の場合は個室を与えるタイミングが大事

・子供が独立したあとは…

 

実際には、様々な問題点があるので、

子育てを通じて、その成長段階に応じて考えていくことが大切です。

 

『子供部屋のメリットは?』

 

1. 友達を呼びやすい

幼稚園・保育園に入ると友達が遊びに来る機会が増えますが、

親の目の届く範囲で遊ぶので、ケガなどのトラブルにもすぐ対応できるLDKで賄うのがベストです。

ここでは、スタディーカウンターなど勉強できるスペースを、

LDK内に設置するのが良いです。

 

また、小学校の中・高学年になると友達との時間を必要とするようになります。

この段階で子供部屋の必要性が生まれてくるといって良いでしょう。

そして、中学生以降は、友達が泊まりに来る機会も増えてきますので、

より一層子供部屋の必要性が高まります。

 

2. 集中しやすい

小学校高学年~中学生になると、

試験勉強など静かな場所で集中したいと思う時間が増えます。

そのため、個室があると周りの音などを気にせず作業に集中できます。

また、「自分の部屋に行ったら自由にしていいよ」などと、

いわゆる”家庭内ルール”作りもしやすくなります。

 

3. 自分のペースを守れる

個室があることで、プライバシーの確保や自分の心地よい空間でリラックスすることができます。

いくら我が子であっても、個人の尊重を重視することは大切ですね。

 

4. 自立性の向上を促すことに繋がる

自分の物・自分の空間という意識が高まるので、

自己管理することや自主性を育てることに繋がります。

 

『子供部屋のデメリット』

 

1. 親の目が届きにくくなる

部屋の中で何をしているのか、親がすぐに把握できる範囲が大きく減ります。

そのため、リビング階段を設置し、家族がコミューケーションを取れる工夫をしましょう。

子どものSOSなどのサインに気づきやすくなります。

 

2. 引きこもりやすくなる(ゲーム・スマホ等)

好きなことに熱中して、部屋にこもりきりになる場合もあります。

これは集中力を育むには良いのですが、本末転倒になってはいけません。

 

この点「カクテルパーティー効果」と言ったりしますが、

たくさんの音の中から、一定の言葉だけを焦点化してキャッチする能力も大切です。

こうした能力は部屋の中で静まり返った空間だけでは養われません。

例えば、学校の先生の言葉より、隣の友達のつぶやきや机の物音が気になって仕方がなく、

まったく集中できないということが起きます。

知的な情報をうまくキャッチできないと、効果的な学習を進めてくことが難しくなります。

 

3. 掃除する部屋数が増える

部屋数が増えることにより、必然的に掃除する部屋が増えます。

もちろん誰が掃除するのかという問題はありますが、

延床面積が増えますので、かける手間は増えます。

この点、お掃除ロボットを効果的に利用できるように、

なるべく段差や凹凸のない間取りの工夫が必要です。

 

 

4. 子供が独立した後、物置化しやすい?

使わなくなった机や思い出の品等捨てられずに残ってしまうことも多いです。

この点、家づくりで間取りを考える際に、

将来を見越した子供部屋の活用方法も含めて考えることが大切ですね。

 

【まとめ】

 

 

子供部屋作りのポイントとしては、

以上のメリット・デメリットを踏まえて考えると、

 

・なるべくLDKに近い場所にする

・掃除方法などを含めて、家族でルールを決める

・子供部屋のドアに鍵は付けない

・子供が独立した後も見据え、可変性のある間取りにする。

 

子供部屋を子どもが使用する期間は、通常約10年ほどです。

長いようで短く、子供の成長時期の変化によって、

フレキシブルに対応できる間取りを考えるのがベストです。

 

KR.designでは、子供部屋の活用方法や、将来を見据えての

「暮らしデザイン」を専門としております。

 

お子様の成長過程も含めた家づくり、ぜひご相談ください(^^)

 

→子育て間取りのご相談はコチラから!

 

 

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