見積もり出すタイミング
家づくりを依頼する工務店・ハウスメーカーを選ぶ際、
大切なのは予算内で希望を最大限に生かしてくれるパートナーと出会うことです。
そのために、多くの方が複数の会社からプランと見積もりを出してもらっていると思います。
そこで、今回は見積もりを依頼するタイミングや、
見積書を依頼する時に気をつけること、そして見積書を確認する際の注意点などを紹介します。
業界のならわし
実は、統計的に「最後に見積もりを出した会社に決めることが多い」です。
それは、住宅業界は、いわゆる「後攻め」が圧倒的に優位と言われるので、
各社商談の後取り合戦が繰り広げられます。
その理由としては、
お客様は慣れない商談の連続でやや疲れ気味な反面、
営業マンは見積もりの説明は気合が入り、ついつい長くなる傾向があり、
そうした各社からの説明を聞けば聞くほど、「なにがよいのか?」わからなくなり、
「どこもいいことはわかったけど・・・いまいち決め手がないなぁ~」
という状態になってしまうからです。
結果として、最後に見積もりを出した会社に、
少しの差を求めて「もう少し◯◯してくれたら決めますよ」となってしまいます。
見積もり依頼のタイミングは?
新築の見積もりは、
工務店・ハウスメーカーを選ぶタイミングで依頼することが多いでしょう。
最近では各社の簡易見積もりシステムを用いて短時間で作成できる場合もありますが、
通常見積もり作成には時間がかかります。
一般的には、ハウスメーカーで2・3日~1週間、
工務店で1~2週間、設計事務所は1カ月程度かかることが多いです。
家はいくつもの部材や技術の集合体なので、それぞれに複数業者が絡んできます。
また、建築会社との取引関係などもあり複雑です。
そのため、簡易的な見積もりでは「概算」となってしまい、
値引きなどの話ができる以前の適当な見積もりになってしまう可能性が高いです。
これは後の「後出しでの費用追加」になってしまいます。
見積もりの活用方法
1.概算見積は内容のチェック
見積もりは注文住宅の計画の基盤でありとても重要です。
初めて注文住宅を建てる場合に、
見積もりの妥当性や正確性を判断することは難しいですが、
複数の建設会社から相見積もりを取ることで、
費用の相場や会社ごとの特徴を把握することができます。
ただし、あまり多くの建築会社に見積もり依頼をすると、
やりとりが煩雑になり、要望を伝えたり、
内容を細かく精査したりすることが難しくなるので、
2〜3社がよいかと思います。
もちろん、見積もりをしてもらってもそこで決める必要はないです。
2.詳細見積もりで最終判断
実際に契約するのは、詳細見積もりの内容をきちんとチェックしてからにしましょう。
概算見積もりの段階だけで絞り込みをしたて、そこで契約してしまうと、
その後にちゃんと見積もりしたら思ったよりも費用がかさんで、
予算をオーバーしてしまったということもありえます。
また、見積もり内容についてもしっかりと理解するようにしましょう。
見積もりはその性格上専門的な内容になりやすいので、素人ではわからないところが多いです。
そのため、わからないところをそのままにせず、担当者に何度も質問して
腹落ちするまで深めましょう。
もっとも正確に説明できずごまかすような担当者であってはいけません。
注文住宅は大きな金額の動く話ですので、
担当者との行き違いでトラブルになってしまってはいけませんので、
見積もりにおけるトラブルを回避するため以下を注意するとよいでしょう。
①見積もり内容は数量まで細かくチェックする
②打合わせ内容は必ず記録し、契約前に再度確認する
③詳細見積もりをもらうまで契約しない
④標準・オプションの内容を確認する
⑤疑問があれば解消するまで担当者に確認する
まとめ
多くの方にとって、家は人生で一番高い買い物です。
そのため、その結論を不必要に急ぐことはありません。
業界的というよりも営業的に、
多くの会社は月末ごとに契約を迫ってきます。
しかしながら、場合によって翌月以降に結論を伸ばすことも大切です。
今月できる値引きは、通常来月でもできます。
一生に一度の大きな買い物である家づくりは、
どこの会社にするのかをすぐに決断するのは難しいです。
あせらずじっくりといきましょう。
見積もりをチェックする時には、
自分たちの希望している内容通りになっているかを、
担当者としっかり確認し合いながら計画を進めていきましょう。
見積もりを上手に活用して、理想の住宅への一歩を踏み出してください。
KR.designは、見積もりをとことん説明させていただきます。
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