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お風呂の「窓・不要説」!?

2024-04-27

お風呂の窓・メリットとデメリット

最近の傾向で、お風呂に窓をつけない方が大変増えてきました。

個人的には、お風呂に窓があると換気ができてお風呂に入りながら、

少し窓をあけ、風を入れると気持ちいいなぁと思ってしまいます。

そこで、今回はお風呂の窓について、必要?不必要?について解説していきます。

 

お風呂に窓をつけるかどうか迷っている方へ!

お風呂に窓不要派の方は、

特にマンション暮らし経験者が多いと感じます。

理由として、マンションやアパートといった集合住宅には、

窓が付いていないことが多いので、

「お風呂に窓がない」ことに慣れてしまい、

逆に窓があるのに違和感を覚えるためです。

 

その一方で、戸建て経験者はお風呂に窓を求める傾向があり、

おなじく「窓がある」ことに慣れているためです。

 

ご夫婦でマンション育ちと戸建て育ちとで違った場合、

意見が分かれる姿はよく見られますので、しっかり話し合いましょう。

 

お風呂に窓があるメリット

光が入り明るいお風呂になる
・窓を開けて換気ができる
・視線が抜けてお風呂に開放感が出る

この3つがお風呂に窓がある、代表的なメリットではないでしょうか。

窓から光を取り入れれば明るいお風呂にできますし、

風を取り入れる事でカビも生えにくくなります。

また、眺めの良いお風呂というのはやはり気持ちいい物ですし、

お風呂が広く見える効果もあります。

 

お風呂に窓があるデメリット

一方、お風呂に窓があるデメリットは、以下の3つです。

断熱性能が落ちやすい
プライバシー防犯対策が不安
費用が掛かる

家の中でも窓は断熱性能を落とす要因となります。

そのため、お風呂に窓を付けることで家の性能は下がりやすくなります。

実際に、お風呂に窓を無くして断熱性能、

つまりUA値を改善することもあります。

 

また、お風呂に窓を付けた場合プライバシーは必ず確保したいですし、

窓を付けた分だけ費用もあがります。

 

「その窓に価値があるのかどうか」が重要!

実際にお風呂に窓がある方が良いかどうかを検討する場合、

まずはお風呂に窓があるメリットを活かすことができるのかどうかを判断しましょう。

また、デメリットをできる限り減らすことができるのかというのも大きなポイントです。

 

メリットを活かせない窓であれば必要性は無いでしょうし、

デメリットが目立つ窓だと逆に無くしてしまった方が良いという場合もあります。

お風呂に窓が必要かどうかは、

その人の敷地条件間取り家の要望によって変わってきますが、最終的には

その窓に価値があるのかどうか

がポイントになるでしょう。

 

 

メリットとデメリットの比較

お風呂の窓の有無の決め方について、

たとえば、窓があれば「お風呂が明るくなる」というメリットが考えられます。

しかし、すぐ隣に家が建っている状況があれば、

その家が光を遮ってしまい、「明るさ」というメリットはほとんど期待できなくなります。 

窓があればどんな状況でも明るいお風呂にできる訳ではありません。

 

もちろん、光が多く入る場所や、敷地が広い場合や、

光を遮る物がない2階に設置する場合などは、

窓があると明るく気持ちの良いお風呂にすることができます。

 

その他、お風呂に窓があると、

視線が抜けて開放感を出すことができるというのも大きなメリットです。

壁で視線が止まるのと、壁の先に窓があって視線が抜けるのでは、

同じ広さでも奥行きが出て開放感という面で受ける印象は違ってきます。

 

視線の抜けを作る際の注意点

ただ、窓で視線の抜けを作る場合の注意点が1つあります。

視線の抜けを作るには、ある程度の窓の大きさが必要になりますが、

逆に言うと外からも見える可能性が出てくるということです。

 

例えば、お風呂の窓を開けて庭を眺めるという場合は、

目隠しを作ってお風呂の中が見えないようにしたり、

家の中からだけ見える坪庭にして外から見えないようにするなどの工夫が必要になってきます。

お風呂に開放感を出す場合は、同時にお風呂が

プライバシー性の高い間取りになっているかどうか

もセットで確認しておかなくてはいけません。

 

窓は開けて換気できる

お風呂の窓の最大のメリットとしては、

窓を開けて換気ができるということです。

特に入浴後はお風呂の湿度が高くなりますが、

換気することで湿度を下げることができます。

 

ただ、昨今の家では計画換気で家の中の空気が入れ替わるようになっており、

空気の入れ替わりを想定して設計されているので、

お風呂がずっとジメジメしているというケースは少ないです。

もちろん、窓を開けると湿度は下がり、湿気は飛びやすくなりますが、

必ず要るという訳ではありません。

 

そのため、お風呂での換気で見るよりも、

家全体で風が入ってくるかどうかという考え方が重要になります。

 

反対に窓があることでお風呂が冷えやすくなるという面もあるので、

デメリットも理解した上で窓を設置するかどうか決めましょう。

 

プライバシーの問題

窓のデメリットの中でも、特にチェックしておきたいのが、

お風呂の窓の「プライバシー性」です。

たとえば、お風呂の目の前がお隣の窓になっていて、

窓を開けるとお風呂が丸見えになってしまうのであれば、

窓を付ける優先順位はかなり下がりますし、

お隣さんも気を遣ってしまうなど良いことは1つもありません。

 

ただ、プラン上お風呂の位置を変更できないのであれば、

窓の高さを高くして視線をずらすなど、

プランの段階でプライバシー性には十分対策を取っておきましょう。

 

 

 

まとめ

今回はお風呂の窓は必要かどうかについて見てきました。

お風呂の窓が必要かどうかは、敷地条件、間取り、要望によって変わってきますが、

必ず確認したいのが、

「その窓に価値があるのかどうか」です

 

お風呂の価値を上げてくれる窓であれば、もちろん付けた方が良いですし、

あまり価値が無いようであれば、

・その窓の価値を高める

・窓の分の予算を他の物に使う

などしっかりと考える必要があります。

 

「ただ間取りに何となく付いていたから」ではなく、

「あなたにとって必要で価値のある物なのか」、

これらをしっかり確認することで、

より価値の高い家づくりをすることができると思います。

 

 

 

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