平屋でやってみたいこと1位は?
「無印良品の家」を展開する株式会社MUJI HOUSEが、
昨今戸建住宅で人気が上昇している「平屋」について、
これからの新しい平屋の暮らし方を探るべく、
「理想の平屋」アンケート調査を実施しました。
もちろん無印良品の家に関心のある層への調査というのが前提にはなりますが、
今回はその内容から、改めて平屋の人気の秘密に迫ります。
平屋に住んでみたいですか?
・「非常に共感できる」(62%)
・「やや共感できる」(29%)
を合わせると91%となり、平屋に共感している人がかなり多い。
また、「もし戸建てを建てるなら、『平屋』か、『2階建て』『3階建て』か?」と聞くと、
平屋派(「断然平屋」+「どちらかといえば平屋」)は66%になり、
2階建て派(「断然2階建て」+「どちらかといえば2階建て」)の13%、
3階建て派(「断然3階建て」+「どちらかといえば3階建て」)の2%を大きく引き離した。
ただし、「子育て中なら2階、年を取ってからなら平屋」や、
「土地の広さや周りの環境を考慮して検討」といった、
条件によっても変わるというコメントも見られます。
そのため、住めるものなら住んでみたいという方含め、
平屋の人気の高さがうかがえる結果となりました。
平屋のよいところは?
・「階段がない」(69%)
・「老後に安心」(67%)
・「バリアフリーなところ」(61%)
・「家事効率がよさそう」(55%)
具体的には、「掃除がしやすそう、ロボット掃除機が行き来しやすい」、
「地震の時に上の階に押しつぶされる心配がない」、
「少人数家族によさそう」、
「マンションと戸建ての良いところが集約される、マンション感覚で住みたい」
などのコメントがあり、平屋に住んだことがある方や、
実際に平屋に住んでいる方が、使い勝手が良かったからという理由が多いです。
やはり階段のない、安心安全で利便性が良いことが、
幅広い年齢層に人気がある理由といえそうです。
平屋でやってみたいことは?
ウッドデッキが45%、リビングと庭をつなげて使いたいが38%など、
外とのつながりを重視したい方が多く、
次いで、小屋裏収納が25%、ロフトが24%、勾配天井が22%と、
平屋ならではの屋根裏を利用した空間づくりをイメージされている方が多いです。
また、「広い土間」や「ビルトインガレージ」など、
外部と出入口をつなげた空間を取り入れるなど、
マンションでは実現しづらい、戸建てらしい要素を平屋に求めていることがうかがえます。
平屋の懸念点は?
・「広い土地が必要」(67%)
・「防犯面が心配」(50%)
・「豪雨や河川の氾濫による、床下浸水や床上浸水のリスク」(50%)
最近の平屋人気は、コンパクトな平屋が特徴的で、
そのため「広い土地が必要」でなくても、夫婦共働きが当たり前の今、
自立した大人の暮らしにとって、ちょうどよい暮らしが求められている背景もあります。
また、浸水リスクについては、今ではハザードマップや過去の浸水被害などを調べて、
そのリスク低い場所を選ぶことが十分に可能であり、
防犯リスクについても、不審者が隠れる場所をできるだけ作らないなどの
設計上の工夫や、防犯意識を高めることのほうが重要とされます。
まとめ
平屋は、階段がなく、ワンフロアで生活できる安心感や、
家事動線が良いことが人気の主な理由です。
また、家づくりの中心世代となる子育て世代として、
子育て期間より夫婦だけの期間を重視して、
あえて大きな家にしない選択をせず、隅々まで目が行き届き、
普段の掃除や維持管理のしやすいコンパクトな家を求める傾向があります。
さらに、実家を相続する子ども世代の高齢化や、夫婦だけの世帯や、
一人暮らし世帯にとっては多くの部屋は持て余すことになるため、
コンパクトな平屋に建て替えたり改修したりする事例も増えています。
つまり、「平屋」=「マンション感覚で住める戸建て」
という意識改革がうかがえます。
少子・高齢化や共働き増加などの社会変化は、
戸建てに住む家族の構成や暮らし方、
価値観などにも変化をもたらしています。
従来の考え方にこだわらず、
自分たちの暮らしたいことが実現するのはどんな家か、
平屋も含めたメリット・デメリットをしっかり把握したうえで、
希望の暮らしが実現するか検討するようにしましょう。
KR.designでは、平屋も得意としております。
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